SANKI Culture

三企の特徴でもある「提案・現場管理ができる職人」。当事者である職人たちは、どんな事を考えて日々の仕事に取り組んでいるのか?ベテランから若手まで、たまたまこの日少し暇だった職人三人を捕まえて、話を聞いてみました。

大手建築会社のようなマネジメント業務を新卒で経験できる環境。あと社長の話が熱くて長い。これが三企です(笑)

―三企に入社して一番驚いたこと、入社前とのギャップは何ですか?また他の設備会社との違いはどこだと思いますか?
森:誕生日会ですかね。突然ケーキが出てきておめでとう!って言われた時には工事屋なのにアットホームで凄いなと意外性がありました。まあ、サプライズがなかなか成功しないんですけど(笑)
小桧山:入社は随分前だから驚いたってのとは違うけど、作業着や名刺が「ひとりひとり違うんだね」は良く言われる。職人ってカッコ良いよねという視点でやってる会社は少ないし。あとは、やっぱり最近は自分で書類を作って管理業務までやるようになったのが大きな変化かなあ。
名嘉:パソコンが苦手だったのもあって、書類作成や管理業務は最初なかなか慣れず、徹夜した経験もあります。現場を管理するというのは結局責任とリーダーシップを取るということなので、やり甲斐はありますが、今でも新しい現場の前には緊張します。一番驚いたのは、入社後すぐ長期で地方の現場へ行って、久しぶりに家へ帰ったら同棲している彼女が突然犬を飼い始めていた時ですかね(笑)一緒に上京して、最初パティシエを目指していたはずなんですが、今は犬の影響かトリマーを目指してます(笑)

大手建築会社のようなマネジメント業務を新卒ですぐ経験できるのが三企の強みじゃないかな。

―仕事でやり甲斐を感じるのはどんな時ですか?
名嘉:現場の雰囲気が良い時ですね。現場が上手く行ってる時は元請けさんや三企が使う職人さんも余裕があって、休憩時の他愛もない雑談も楽しい。些細なことですが、この雰囲気が現場の成功を左右してお客さんの満足度に繋がる。それをコントロールすることも「現場管理」という僕の大切な仕事だと思ってます。
森:元々エアコンなど身近なものがどんな仕組みで動いているかに興味があって入社したので、最近は自分で施工する事も増え、冷媒を触らせて貰ったり、日々新しい発見があるのが楽しいですね。
小桧山:森くんなんて入社当初は細くて室外機も持てないような感じで、この子はすぐ辞めると思いました(笑)でもそんな若手でも資格を取って、自分のデスクとPCがあって、職人さんとお金の話をして現場管理する。大手建築会社のようなマネジメント業務を新卒ですぐ経験できるのが三企の強みじゃないかな。男は優劣の世界で生きてるから、仮にうちが下請けの立場でも「元請けが持ってない資格を持っている」というだけで森くんのような若手でも舐められないし、名嘉くんも今度「一級」が付く凄い資格を取ってくれると。
名嘉:え、はい、頑張ります(笑)

なんでパソコンをやらなきゃいけないという反発は多かったと思うけど、結果、売上は倍になった。

―最後に、三企の顔である丸山代表の印象を教えて下さい。
森:一言で表現すると「熱い男」です。発言ひとつひとつに重みがある。会議で話が、な…熱い。
―今完全に「話が長い」と言おうとして誤魔化しましたね(笑)
名嘉:良い意味で調子が良い人だと思います。決めたら一気にそこに向かっていく。人たらしで、人を巻き込んでいく力が凄いんです。あと、くどい(笑)最初は反発もあったけど、結果売上が倍に。マネジメント力のある職人が三企の強み。
小桧山:先代社長の頃から知ってるからなあ。最初の頃に会った時はチャラいな、いい加減な人かなと思った(笑)代が替わって、最初は正直大丈夫かなと。でも最近はすごく経営者の顔になってきた。会社の雰囲気もガラッと変わったよね。改革って言うのか、社長がPCだCADだデータベースだと言い始めた頃はトントンカンカンやりたくてこの世界に入ったのに、なんでパソコンをやらなきゃいけないという反発は多かったと思うけど、結果、売上は倍になった。それぞれがマネージャーになった。頼れる職人。マネジメント力のある職人。これが会社の業績を左右しだしたと思う。あとはそうだな、熱くてくどくて話が長いですね(笑)

小桧山 友幸|Tomoyuki Kohiyama
1969年生まれ、東京都足立区出身。高校の恩師が三企会長の知り合いで紹介を受け入社。社歴20年を超え、社長が三企でアルバイトしていた時代を知る、頼れるベテラン。休日は小学生のお子さんとスケボーなどに興じる子煩悩な一面も。
名嘉 達史|Tatsushi Naka
1988年生まれ、沖縄県出身。沖縄の職安で三企の募集を見て飛行機で面接に来た変わり種。インタビュー中に出てきた「勝手に同居相手が犬を飼い始める」という逸話を笑顔で語る器の大きな男。今は資格取得に燃える日々。
森 将人|Masato Mori
新潟生まれ、東京都江戸川区育ち。男5人兄弟の長男で、工業高校時代に制服で面接を受け、そのまま新卒入社。「変身する時の音とか聞いて…」と趣味の仮面ライダーについて熱く語ってくれたが、紙面の都合上、割愛します。